多世代型シェアハウスと地域交流拠点『えんがわ家』を訪問しました♪
三鷹市新川の静かな住宅街にある『えんがわ家』は、周りの地域に溶け込んだアットホームな雰囲気の一軒家。
築50年の家をリノベーションし活用されていますが、それまでの歴史を温かく感じる場所でした。
一般社団法人ENGAWA代表理事の若島さんに、『えんがわ家』立ち上げの経緯を伺いました。
空き家の活用やまちおこしに関心が高い市民有志が、SNSの利用と近隣へのチラシまきで丁寧に活動を拡げ、
大学生や建築士、行政職員、教職員、保育士、会社員など、様々な地域の方が集まり、
空き家の用途を探る市民グループを結成。空き家会議を重ね、地域性などを考慮し、
シェアハウスとコミュニティスプレイスを作っていくことになったとのことです。
建築物の法的制限や資金面での壁は、プロジェクトメンバーの知恵やスキル、
そして何より『世代を超え、みんなで支え合う拠点を作りたい』という想いで乗り越えて実現したのだということをお話の中から感じました。
空き家の活用で、新しい住まい方と交流拠点が地域に根づき、継続したものになるよう、
しっかりとした事業モデルを持ち、地域の方々とつながりを作り運営している若い方の思いと実行力に心強さを感じました。
「えんがわ家という地域拠点の役割の共感と活用を地域に働きかけ、運営主体の輪を拡げていきたい。」と、
これからの展望をお話いただきました。今の地域社会の中で、
必要とされている多様な住まい方と居場所づくりに向けた市民の発想と力を、
自治体としてどのように捉え接点を作っていくのか、市民協働のあり方を考えさせられる機会となりました。